疫病下での悲惨な状況は、令和の私たち初めての経験なのですが、歴史を紐解くと人類は何回も経験しているのがわかります。その都度乗り越えてきました。

昔の人の知恵に学んで…今回の打倒コロナ第7弾は、「薬師如来」に登場していただきます。

行基の画像

今回の話題の主人公のお坊様。名前は行基。

今から1200年以上も昔、奈良時代でのお話です。お坊様が田舎道を歩いていたところ、道ばたに体中膿だらけの老人が倒れていました。お坊様が近づくとその老人は「もう3日も食べていない。食べ物を持ってきてほしい。」というので、お坊様は持っていた食べ物を与えようとしたところ、「あかんあかん、生の魚が欲しい。」というので、お坊様はわざわざ海に行って漁師に魚を分けてもらい、老人に与えました。お坊様は老人を背負い有馬に向かいましたが、老人が「体中のできものが膿んで、ウジが沸いて苦しい。お坊様や膿をなめてウジを吸ってくれ。」と頼みました。これを聞いたお坊様は老人を下ろし、老人の肌をなめウジを吸い取りだしました。するとお坊さんが舐めたとこころが、金色に輝きだし老人の姿は光り輝く仏様に代わっていきました。そしてお坊様に「私は薬師如来です。これから有馬に行って病に苦しむ人を救ってあげなさい。」と言いました。こうしてお坊様は、薬師如来さま言う通り有馬に行き多くの人を助けたのです。当松戸整体院のすぐ近くの根本吉祥寺が薬師如来を祭っています。

薬師如来さまの真言(マントラ)は「オンコロコロセンダギマトウギソワカ」です。真言というのは「いつわりのない真実の言葉」という意味で、意味よりも音が大切ということで、一心にオンコロコロ・・・と唱える心境が最も仏に近く薬師如来の功徳がその唱えの中に含まれるのだそうです。