今回のお話は、股関節痛です。私たちが整体を習いだした、今から20~30年ほど前は、股関節痛は整体の技術では痛みが取れないと言われていたのですが、健友館の館長の越田先生が「グッバイ股関節痛」という本を出版してから、他の整体の方々も股関節痛の施術をするようになりました。現在当院の得意施術の一つで、よほど重症でない限り一回の施術で痛みを消しことができることが多いのです。

ところが、今回仲間の整体師が股関節を痛め・・・・これがなかなか重傷で・・・・・・というわけで、今回股関節痛についてまとめてみました。

歩きはじめや立ち上がったりするとき、しゃがむ姿勢を取ったりや正座をする時等、このような時に、足の付け根の股関節に痛みが出るのが「股関節痛」です。この股関節に痛みを発生させる原因のなかで一番多いのが、股関節の軟骨がすり減って痛みを感じる「変形性股関節症」です。

股関節痛の説明骨格図のイラスト

股関節痛を生む骨盤のゆがみの例

これは関節や軟骨が老化しておこるもので、中高年、中でも特に女性に多い症状と言われています。実際当院に来られる股関節痛のお客様の90%以上の方が女性の患者様です。初期の痛みが軽いうちはウォーキングなどしてもいいですが、酷くなると正しい歩き方が出来ず、余計に股関節へ衝撃を与えるので痛むような行動は避けましょう。股関節痛の予防や改善には、正しい姿勢と骨盤のゆがみの矯正、股関節周辺の筋肉の強化、柔軟性向上が必要です。

次回は、まだ股関節痛になっていない方のために、股関節痛予防のための股関節ストレッチを2つご紹介し、また股関節痛になってしまったかたに良い情報をお届けします。