打倒コロナシリーズ
お待たせしました!数か月ぶりに復活します。
中国は唐の時代、玄宗皇帝(奥様は有名な楊貴妃)がマラリアにかかり寝ているときに夢を見ました。夢の中で小鬼が現れ退治しようとしたところ、突然大鬼があらわれ小鬼を食べてしまいまいました。大鬼は皇帝に自分の正体を明かしました。自分は鐘馗(しょうき)といい、かつては人間で、中国の官僚の科挙の試験に落ち、落胆し自殺したところ、当時の皇帝が自分のことを手厚く葬ってくれた。その恩に報いるために、こうして現れたというのです。
玄宗皇帝が夢から覚めると、マラリアは治っていたそうです。そこで皇帝は画家に命じて夢で見た鐘馗の姿を書かせ、その絵を厄除けとして臣下に与えました。鐘馗の絵を旗、屏風、かけ軸などとして飾ると、私たちが病にかかると鐘馗様が現れ病を退治してくれるのです。