「ストレートネック」という言葉がひろまっています。最近では「スマホッ首」ともいうようです。」人の頸椎は、後ろに反る形でゆるやかにカーブしています。しかし、パソコンやスマホを長時間みていて俯いた姿勢を続けると、首のカーブが失われ真っ直ぐになってしまいます。これストレートネックと呼びます。頭は体重の約1割の重さがあって。その重さを、頸椎首のがカーブを描くことでクッションのはたらきとなり、頭が背骨の真上にくるよう安定させる働きがあります。その頸椎がまっすぐになると、その重さを支えるため肩や首の筋肉が異常に緊張して、慢性的な頭痛、首コリ、肩こり等を起こしやすくなるのです。

ストレートネックの棒人間

Aがよい姿勢です。Bは骨盤が後傾し、ストレートネックになっています。

骨格図Aが標準のカーブとすると、ストレートネックの人は骨盤が高家押して、骨格図Bのようになり、骨盤から首までのカーブがなくなり、その結果首がまっすぐになってしまいます。これがストレーツネックです。

だから首のカーブをつけるためには、首だけに注目してもダメで、体全体、特に骨盤の後傾を治すことが必要です。

予防方法は、まずスマホやパソコンの使用に関して、長時間同じ姿勢を続けず、座る時も姿勢を正しくし、猫背にならないこと。

ストレートネックになってしまった場合は、骨盤の後傾対策…骨盤調整です。自力ではなかなか難しいですが、整体の得意技ではあります。

骨盤のゆがみを取り体全体のカーブが戻ったら、ストレッチで改善です。おすすめなのが「あご押しストレッチ」です。姿勢をただし軽くあごを引いた状態で、あごに指をかけ、そのまま水平に頭ごと後ろにぐっと押して離す。これを2~3回繰り返します。ちょこちょこ時間を見つけてやってみましょう。もう1つはタオルを使っておこなうストレッチです。棒状にタオルを丸め首後ろに置いて仰向けになります。そのまま5分たったら、首を右に倒して10秒、左に倒して10秒維持して戻す…というのを何回か繰り返します。

是非お試しください。