コロナという病が猛威を振るう中、今子供たちいや大人の間でも話題の「アマビエ」は、江戸時代の後期に製作されたとみられる瓦版(今でいうミニ新聞)の刷り物に、絵と文とが記されています。

江戸時代のアマビエのイラストです。

これが江戸時代の古文書に描かれた、アマビエの挿絵です。

肥後国海中江毎夜光物出ル。所之役人行見る二、づの如く者現ス。私ハ海中二住、アマビヱト申者也。當年より六ヶ年之間、諸国豊作也。併、病流行、早々私を写シ人々二見せ候得と申て、海中へ入けり。右ハ写シ役人より江戸江申来ル写也。
耕か三年四月中旬

今から177年ほど前の出来事です。当時の人々ははやりの病に苦しむことになるのですが、肥後の国(今の熊本県)に夜になると海に光るものが現れました。そのため土地の役人が調べに行ったところ、「アマビエ」と名乗るもの(?)が現れて、その役人にいうには、「今年からより6ヶ年の間、諸国は豊作になります。でも病(やまい)が流行するから、そんなときにはすぐに私の姿を映して人々に見なさい。」と言って、再び海の中へ消えていったそうです。

当時の瓦版(新聞)に弘化3年4月中旬(1846年)にこの事が載っていて、姿については添えられた挿絵が存あります。アマビエを目撃したとされる役人がその場で姿を写した物の写しであるそうです。本文には「図の如く」とのみ記載されていて、菱形の目、とがった口、うろこの体、三本足?の姿の不思議な生き物?です。

このアマビエの絵は、江戸時代のはやり病のに苦しむ人たちの希望になったに違いありません。というわけで当松戸整体院でも、コロナという病対策にアマビエさんのお力を期待したいと思います。

これから、パソコンでアマビエのシールをいくつか作ってみようと思います。出来上がったら、お客様に差し上げようと思います。